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【特別リポート/多賀グリーンカップ】ストレスフリーで享受する“野球の幸せ”

2023.04.10リポート
【特別リポート/多賀グリーンカップ】ストレスフリーで享受する“野球の幸せ”

 導くコーチ陣も、プレーする選手も、見ている保護者も、部外者すらも笑顔にしてしまう。真剣勝負でありながら、ストレスフリーの幸福度100。“野球の幸せ”をとことん享受、共有する。学童野球のあるべき姿を映し絵しにしたような大会が毎年3月末、滋賀県で開催されていることをご存知だろうか。第19回多賀グリーンカップ争奪学童軟式野球3年生大会の横顔をリポートする。

3年生の大会でも二盗阻止が珍しくはない。育成を放棄しなければ、ここまでできるのだ

 

 野球とはスポーツであり、遊びやレクリエーションではない。学童野球もそこは何ら違わないし、多賀グリーンカップも根本をはき違えてはいない。

 32チームによるトーナメント戦を3日間(予備日含む)で消化するという強行軍。主役はまだ10歳にならない3年生たちだが、どの顔も真剣そのもの。おふざけや手を抜いてプレーしている風はないし、二盗阻止(タッチアウト)だって見られるレベルだ。岡山からは予選を経た最強チームがやってきてるし、北の大地からは選抜された選手たちが2チームで参戦。本気ゆえ、負ければ涙もあるが、それ以上に圧倒的に多いのが笑顔。言うなれば「スマイルの花」が、フィールドやベンチの内外で咲き誇っていた。

本塁打も多数。写真上は大会MVP、多賀少年野球クラブ(滋賀)・高井一輝のランニング本塁打。下は志比グランツスター(福井)・阿部朝陽の2回戦での先頭打者アーチ

「衝撃」と言えば大げさかもしれない。だが、初めてこの大会に足を運んだ人の少なからずは、「夢の国」ディズニーランドを初めて訪れたときにも似た、驚きや幸福感を覚えるのだろう。

 そしてその非日常的な世界観は、特に大人を虜にするのかもしれない。その証拠に、このグリーンカップに出たい、というチーム同士の連合軍が複数(9チーム)。それも今大会に限ったことではないという。

非日常を求めて

 例えば、福井県の松岡少年野球クラブ(2014年全日本学童出場)と、志比グランツスターは吉田郡永平寺町でしのぎを削るライバルだが、「低学年のときくらいは一緒に伸び伸びと楽しくやれれば」(辻岡憲三監督代行)と毎年、合同で参戦。今年は2回戦で志比の阿部朝陽が逆方向へ先頭打者アーチなど、初球ストライクから打ちにいく姿勢が所属チームに関係なく見られた。「バッターボックスは見に行くところじゃなく、打ちにいくところですから」(辻岡代行)

 同じく福井県の福井市からやってきた和田レッズと社北ブルーファイヤーズは、毎年1月からこの大会に向けた合同練習を実施。フィールドの選手は雨天下でも攻守にアグレッシブで、それをまた懸命に声で励ますベンチの選手たちも印象的だった。指揮を執った社北の齊藤実コーチは、3回戦で惜敗しても満足そうな笑みでこう振り返った。

「元々は和田さんがウチ(社北)に声を掛けてくれたのが、参加の始まりです。今年も2カ月でチームがまとまってきたところ。打つのが一番なんですけど、子供がどうやって楽しめるか、というのを僕は最優先に考えています」

福井の和田レッズと社北ブルーファイヤーズの連合軍は、大会参加へ合同練習もしてきたとあって指導者、選手、保護者の一体感が際立った

 滋賀県の草津市からやってきた笠縫東ベースボールクラブと矢倉ブルースターの連合軍は、1回戦敗退も、今後の4年生大会も連合で参加する可能性があるという。率いた笠縫東の中原亮一監督は、大会主催チームの多賀少年野球クラブ(滋賀)の育成方針に深い感銘を受けている一人だった。

「多賀との交流は一昨年からです。子供に気持ちよく野球をさせる、というのが僕に足りんかったところやと気付かせてくれて、どうやって子供を夢中にさせるのか、多賀の谷(貞郎)コーチから具体的にいろんなことを学びました。草津市は選手がまだ増えてきてないですけど、今は滋賀県のチームはみんな明るいですよ」

指導者の笑顔の理由

 4位入賞した山田西リトルウルフ(大阪)の中濱賢明監督は、指導歴14年。全国出場経験もある国内屈指のマンモスチームの中で、4・5年生専任の監督を務めており、グリーンカップでの指揮は2年ぶりだった。

「野球はミスがつきもののスポーツ。エラーもあるし、緊張はしていると思いますけど、公式戦はとにかく子供たちが120%の力を出せるように、ということを一番に心掛けています」

 目の前の3年生たちを担当して1カ月弱だが、グリーンカップを経てすっかり打ち解けたことだろう。殊勲打の選手は、WBC王者・侍ジャパンのように塁上で“ペッパーミル”パフォーマンス。ファインプレーの選手らと決まってグー・タッチを交わす指揮官は、2回戦で好救援した主将を真っ向から抱きしめた。試合中の不運なジャッジには一切の反応をせず、エラーした内野手には「何か問題あるか?」とベンチからメガホンで。「ないです!」と答えた選手が直後の3アウト目を奪って戻ってくると、こう言って出迎えた。

「ええか、これが野球なんや!」

 言われたほうも言ったほうも、目を見合わせて淀みなく笑い、周囲にも一斉に白い歯がこぼれた。

 

遠く北海道から参戦した選抜の2チームは、存分に力を発揮して何度も盛り上がった。惜敗後の涙は、本気と思いの強さを物語る

 準優勝の一宮ウイングス軟式野球スポーツ少年団は、岡山予選を経てきたとあって、選手の層と個々の能力で抜けていた。でも何より際立ったのは、選手たちのパフォーマンスを引き出す指揮官の破顔一笑と適切な声掛け。それと保護者たちが奏でる応援の歌と声だった。

「決勝戦はウチの応援席の曲や歌に、相手チーム(多賀少年野球クラブ)の選手も応援席も一緒に盛り上がってくれたりして、コロナ禍も落ち着いてきて良かったなと、しみじみ思いました」

 こう振り返った久成康博監督は指導歴14年。この年代専任の指揮官で、今大会は2年連続2回目の出場だった。

「低学年の子供とはいえ、私(監督)に焦りや不安があるとすぐに伝わるものなんです。それでサヨナラ負けとか、過去に苦い思いもしましたので、今はなるべく子供たちを笑顔にしてやるように。そのためには私がまず笑顔でいないと。今年は去年負けた相手にリベンジできましたし、秋の桃太郎ジュニアカップ(県大会)でてっぺんを獲るという目標をみんなで再確認できました」

※表彰チーム・選手の写真は「協賛大会」欄で後日UP予定

 

伝統と自慢

 大半の子供が野球を始めるのは、学童野球チームである。しかし、一部の突出した選手を除くと、4年生になるまでは試合機会もろくになく、野放しにされがち。これに嫌気がさして、他のスポーツや習い事に転じていってしまう。

 実際にそういう子を何人も生んでしまい、日の当たりにくい3年生にスポットを充てた大会を開催したらどうか。多賀少年野球クラブの辻正人監督が、そのアイデアを具現したのが「多賀グリーンカップ」だ。

 第1回大会は2005年。チームも指揮官も、今でこそピカイチの実績と知名度だが、2000年代の初頭までは3年生以下の指導育成がおざなりだったという。「そこまで目が届かなくて、適当にキャッチボールだけやらせて帰らせていた感じでした。それでやめていく子が多かったんですけど、今思えばそれでは当たり前ですよね」

 指導体制を確立し、100人規模の組織となった今日も、入門者へのレクチャーは辻監督が一手に引き受ける。それは過去に去っていった親子への、ひとつの償いでもあるのかもしれない。

 主催チームにとっても、グリーンカップの主役は進級目前(3月末の)の3年生とその保護者たち。そして裏方のメインは、高学年とその保護者たち。これは多賀の伝統であり、今大会も各会場の設営や整備から受付案内、駐車場係、進行管理、ボールボーイなど、すべてがテキパキとこなされていた。

大会初日も2日目も朝から雨。だが懸命の整備もあって、両日とも試合を実施した

 今大会は冒頭の2日間(土・日)が予報通りの雨模様ながら、参加チームの指導者や保護者らも加わってのグラウンド整備によって、2日目までに3回戦を消化。翌週の予備日に準決勝と決勝を行い、多賀少年野球クラブの優勝で閉幕。3年生の保護者代表からはV当夜、全体のグループLINEへ感謝が寄せられた(下写真参照)。

グリーンカップで3年生と保護者のチーム愛が増大。そしてGWの全国予選での大応援に発展する。これも多賀少年野球クラブの伝統のひとつだという

「勝った負けた、じゃなくて、保護者を含めた三位一体ができて強化されるのがグリーンカップ。子供の涙を見たら、親は感動するんです。しかも今は指導者も笑顔、選手も笑顔ですから、親も笑顔に決まってます」

 もはや当たり前だという「スマイルの花」。これが定着したのは2018年で、指導方針を従来のスパルタ的な根性主義から一変させた辻監督が「罵声禁止」を大会規定に盛り込んだのが始まりだという。

 多賀はその年から全日本学童大会を2連覇。一方で「スマイルの花」の種が県外へも広まってきている。近年は岡山県や東京都でも軌を一にするグリーンカップが開催され、2022年度は北東北でも第1回大会が同時期に行われた。

「キャンセルゼロが、多賀グリーンカップの最大の自慢。前年に参加した親から感想を聞いた親が『チームを合併してでも、私たちも行きたい!』となっているようです。ただ、北海道は金銭面の負担も大きくて、この大会参加によってチーム運営に歪みや不利益が生じるのは私の本意ではないので、親も賛同する選手に来てもらえれば、という提案をしました。結果、今のような選抜チームの参加になっています」(辻監督)

 北海道の学童球界では、3年生で選抜チームに入ってグリーンカップに出場し、その経験を自チームで生かして6年生で全国出場。そして最後にファイターズジュニアに入る。この流れがステイタスとして確立されてきているという。

人呼んで「アメダス」ならぬ「辻ダス」。主催チームの辻監督は大手サイトの天気予報と自らの経験則をベースに、雨天下での試合可否を判断。これだけはトップダウン方式で、いち早く全参加チームに連絡するという

 確かに、おカネでも買えない幸福感が多賀グリーンカップにはあった。「野球の幸せ」をまた感じたいという指導者、感じてみたいという保護者が、来年の3月も滋賀県に参じるのだろう。学童野球は公式大会もローカル大会も区別なく、すべてが当たり前にそうあるべき、と感じるのは筆者だけだろうか。

(大久保克哉)

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